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ひとりぼっちをつくらない~子どもたちの未来と共生社会を考える~
第27回奈良県生協大会を開催しました。

【2016.12.08 更新】

湯浅 誠 氏
12月3日、奈良商工会議所で第27回奈良県生協大会を開催しました(後援:奈良県、奈良市、奈良県社会福祉協議会、近畿労働金庫)。「ひとりぼっちをつくらない~子どもたちの未来と共生社会を考える~」をテーマに、貧困問題の社会活動家として著名な法政大学教授の湯浅誠氏による講演とリレートークを行い、県及び市町村行政や社会福祉協議会関係、民生児童委員、こども食堂の運営団体等の皆様も多数参加され140人が会場に集まりました。ご来賓の奈良県くらし創造部中幸司部長からはご挨拶をいただきました。
講演の中で湯浅氏は、子どもの貧困の実態とそれをもたらす要因について説明されました。生活困窮に苦しむ高校生の生の声のスライドも上映され実態を伝え、全国の支援の活動事例にも触れながら、この問題に対する理解を一人でも多くの人に広げていくこと、ひとりひとりがほんの少しのできることをつないで支援の輪を大きくしてくことを呼びかけられました。
 そのあとのリレートークでは、関連した取り組にについて5名の方にお話をしていただきました。奈良県健康福祉部子ども・女性局こども家庭課課長の乾新弥氏が「経済的困難及び社会生活上の困難を抱える子どもを支援する奈良県計画」について、奈良県社会福祉協議会次長の今中弘一氏が「生活困窮など困りごとに寄り添う社会福祉協議会の取組み」について、こども食堂いかるがの平川理恵氏が「子ども食堂の活動について」、社会福祉法人ぷろぼのアースカラーズぷろぼの新大宮所長の藤原純子氏が「障がい者就労支援などの取組み」について、市民生活協同組合ならコープ専務理事の山中敎義氏が「生協のたすけあいとささえあいの取組み」について、それぞれ報告されました。
 参加者からは「高校生の声、涙が出ました。お金がないためにできないことがある。諦めさせている現実が悲しい。」「やはり実感としてはそのような子どもたちの声を聴いたり関わったりする機会がなく、リアルに感じていなかったので、考えさせられる機会になった。」などの声が寄せられ、格差の進行の中でも子どもや困難を抱える人がお互いに大切にされる世の中について、理解と共感がひろまる講演会となりました。

奈良県 中幸司部長奈良県 こども家庭課 乾新弥課長

奈良県社会福祉協議会 今中弘一次長こども食堂いかるが 平川理恵さん

ぷろぼの 藤原純子所長ならコープ 山中敎義専務理事

奈良県生活協同組合連合会

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