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会員生協組合員理事交流会
南医療生活協同組合へ行ってきました!
~地域のつぶやきを集めてつくる まざりあいの明るいまちづくり~

【2016.09.16 更新】

9月14日に生協が協同・連携して地域づくりに取り組んでいる事例を見学しようと、「おたがいさまの地域づくり」を進めている南医療生活協同組合に、ならコープ、コープ自然派奈良、生活クラブ生協、奈良県医療福祉生協の組合員理事・監事と奈良県生協連事務局スタッフ計34 名で見学に行ってきました。
南医療生協本部3階会議室で、常務理事の山口修氏と地域ささえあいセンター次長河内裕子氏から「ささえあいたすけあい地域だんらんまちづくり」の説明を受けました。

説明をしていただく山口常務、河内次長会場の様子
南医療生活協同組合は1959年の伊勢湾台風の被害を受けた名古屋市南東部で、1961年に308 人が参加した小さな診療所からスタートしました。
「みんなちがってみんないい ひとりひとりが輝くまちづくり」を基本理念に、2010 年3 月に新築移転した南生協病院は、新・南生協病院建設運動推進委員会(通称:千人会議)」で、施設建設のために、「どんな病院にしたい?」と組合員や地域住民からの意見を聞き、徹底的に議論を重ね、誰もが自由に集まれるエントランス、フィットネスクラブ、レストラン、石窯パン屋さん、調理室を備えた多世代交流館などがつくられました。また「まちづくり交流会」で「おたがいさま」のまちづくりを進めておられます。
昨年4月にオープンした病院の隣のサービス付き高齢者住宅と医療・介護・いやし・文化・交流の複合施設「よってって横丁」をつくる際にも、組合員さんによる会議を重ね、どんな場所にしたいかを話し合いました。組合員によるボランティア活動も、病院内の総合案内ボランティア、図書ボランティアなど自発的に無償で活動されています。2015年から「おたがいさま運動」がスタートし、おたがいさまシートを活用した生活支援を行うことができたそうです。
今後も「くらしの協同」に基づくネットワークづくりは南医療生協のまちづくりそのものであり、「地域の人々が主体的に参画する地域包括ケアづくり進めていきたい。」と話されました。

よてって横丁グループに分かれて見学
昼食時には成瀬専務理事がごあいさつにお越しいただきました。その後病院とよってって横丁を4つの班に分かれ見学させていただきました。見学後会議室に戻り常務理事松下氏も加わっていただき交流させていただきました。

成瀬専務からもご挨拶を頂戴しました松下常務も加わっていただき交流
南医療生協は班活動を大切にされておりご近所さんや趣味の集まりといった気軽に集まる班をつくり、年に1万回以上の班会が開催されたそうです。また、くらしの協同の営みが苦手な男性をなくそうと「男塾」をつくり、男性陣の憩いの場づくりもすすんでいます。このような班会が集まって支部となり、愛知県内で87支部が活動。     
班会や支部は「まちづくり」の担い手となり、まちのさまざまなお困りごとを組合員たちで解決しているのだそうです。
 見学会参加者から寄せられた感想の一部をご紹介します。「まちじゅうとつながって『おたがいさま』のまちづくりをされていることは本当に素晴らしいと感動しました」「組合員の声からできた『南生協病院』とても感動しました」「地域は宝です。と言われていたのが心に残りました」「班にこだわっていることに驚きました」「自分たちの暮らしは自分たちでつくる!かっこいいと思いました」「『人のつながりが宝』だという言葉に感動しました」「組合員が自分で考え、自分で動いて、実現していくことの大切さを教えていただきました」「地域の住民の声が本当に活かされているのに感心しました」「話し合うことを大切に、丁寧に話し込んで決めていく、この時間をいとわずに貴重な機会ととらえられていることが貫かれている」。
 実際に現地を訪問させていただきお話をおききでき、地域づくりの取り組みを奈良に帰ってどう進めていくのかを考えていくきっかけになった一日でした。

奈良県生活協同組合連合会

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